ホームインスペクション

リフォームを検討するときはホームインスペクターを呼ぼう!

リモートワークの普及で働く場所を問わなくなった昨今、将来的に自身の住みたい地域に移住したいという希望から、中古住宅を購入しリフォームを検討する方は年々増加しています。しかし、施工に関して一番トラブルが多いのは中古住宅リフォームだと言われているのです。

今回は中古住宅リフォームのトラブルを避けるために、ホームインスペクターに相談した方が良い理由をお伝えします。

1. リフォームをする前にホームインスペクターに相談した方が良い理由

中古住宅のリフォームは工事業者と依頼主とのコミュニケーション不足が発生しやすく、トラブルに発展しやすい傾向にあります。たとえば見積もりよりも高い請求をされたり、依頼内容と異なる施工があったり、依頼した内容が工事に反映されていなかったりすることで、依頼主が「思っていたのと違う」という事態が起きます。

このようなトラブルを防ぐためにも、リフォームをする前にホームインスペクターに相談した方が良いのです。ではリフォームをする前にホームインスペクションを行うことでどんなメリットがあるのか説明していきます。

1-1. 依頼側が主導の工事が可能になる

リフォーム工事は工事中の追加や変更などがよくあるので、工事をスタートするときに、工事範囲はどこまで含まれるのか明確にしておく必要があります。時には追加工事が行われることもあり、工期や金額に影響することが後々のトラブルになる原因となりますので、必ず双方で話し合うことが大切です。

このようなトラブルを防ぐために、依頼主は工事業者側に任せきりにするのではなく、見積もりから完成まで建物にとって本当に必要な工事を理解することが必要ですが、なかなか全てを把握するのは難しいと思います。ここにホームインスペクターを導入することで、依頼主が主導の工事をサポートしてくれるのです。

1-2. リフォームプランの判断材料になる

リフォームをする際、リフォームプランに関する様々な判断材料になるアドバイスをもらえます。

リフォーム業者によって適切な提案があれば良いのですが、時にはリフォーム業者とその他の業者との利害関係が生じるために、都合の悪い事態を隠ぺいする場合もあります。そうすると施工後に問題が発生しても「言われた通り行ったので」ということで泣き寝入りせざるを得ない状況になってしまうのです。

こうした事態を防ぐためにも、利害関係のない第三者の中立な視点から専門的な意見を取り入れることで、より良いリフォームプランを考えることができます。

2. リフォームのどのタイミングでホームインスペクターを導入するべきか

リフォームの際ホームインスペクターを導入する効果的なタイミングは、工事前・解体後・工事中・施工後の4つです。全てのタイミングで実施するとより正確な情報を得られますが、1回の依頼金額が5万円前後で決して安いとはいえないので、必要に応じてタイミングと回数を検討すると良いでしょう。

2-1. 工事前

基本的に工事前の建物の健康状態はリフォーム業者や建築士が行うことが多いですが、ホームインスペクターが行うことで本当に必要なリフォーム工事を開示してくれます。ここで明らかになったことがしっかり見積もりに反映されているか、必要かどうか疑問に思った項目はないかなど、食い違いがないかを確認して契約することでトラブルを未然に防ぐことにつながります。

2-2. 解体後

解体後は一番建物の劣化が発見できる状態です。この時にシロアリや腐食、雨漏りなど隠れていた不具合が見つかる場合もあります。

基本的にこのような不具合はリフォーム業者や工事業者側で処置されるのですが、処置が行われないまま隠ぺいされてしまうと、せっかくリフォームをしても建物の寿命が早くなってしまいます。ホームインスペクターによって指摘があることで不具合を解消可能です。

3. まとめ

リフォームをする際は予想外の工程が急に追加されることがありますが、その工程が加わるも省かれるも業者側の都合で片付けられてしまう場合が多いので、トラブルになることが多くあります。一生に何度もない住宅の購入やリフォームで失敗しないためにも、ホームインスペクターに依頼することはとても良い選択でしょう。

「株式会社オールクリエイト」では、ホームインスペクターへのリフォームのご相談も承っております。リフォームを検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。